家賃は低ければ低いほど固定費が削減できるため基本的には生活が楽になります。
しかし、家賃が低すぎると問題を抱えることもあります。
今回は家賃を抑えすぎるデメリットを、私の苦い経験談を交えながらお話ししていきます。
そもそもなぜ家賃が低いのか
家探しをしているとだんだん相場がわかってきます。
そんな中、著しく家賃が低い物件を発見することがあります。
少しでも家賃を下げたい!そう思う方は一度内見に行ってみてください。
内見すれば大体察します笑
安い理由にはこんなものがあります。
外的要因
治安が悪い
高速道路や線路の近くでうるさい
日が当たらず暗い
過去に事件があった部屋である。
内的要因
築年数が古い
近所トラブルが多く人が長期的に住めない
治安が悪い、高速道路や線路の近くでうるさい、日が当たらず暗い、築年数が古い
については自分で調べたり見て確かめることができると思います。
過去に事件があった部屋である、近所トラブルが多く人が長期的に住めない
については内見の時に不動産屋さんに詳しく聞くようにしましょう。
筆者の意見としては、あまりに相場からかけ離れているような問題物件を除けば、
家賃の低い家に住むのはアリだと思っています。
生活費が抑えられることのメリットは本当に大きいと感じるからです。
しかし、家賃が低い物件にはそれなりのデメリットもついてきます。
ここからは家賃を抑えすぎるデメリットについてお話ししたいと思います。
まずは私が過去に住んでいた物件について紹介します。
こんな家に住んでいました
都心の駅から徒歩15分ほど
家賃6.3万円/月 共益費込み
30㎡ 1DK
最上階角部屋(6階)
どの壁も他人の家に面していない
築49年
オートロック、防犯カメラなし
半径100m以内にラブホテル5軒
家賃が低い理由は、周囲の環境の悪さと築年数の古さと思われます。
しかし当時の筆者は満足して住んでいました。
個人的には最高の家だったと思っています。
DIYをすることによってボロボロの家が徐々に快適になっていくのは嬉しかったし、
愛着も湧いてきたし、正直もっと住んでいたかったです。
どんな家でも考え方と行動次第で快適に住むことができるものですね。
家賃を抑えすぎるデメリット 第3位 隙間がある
寒い
隙間風がピューピュー入ってきて寒かったです。
ヒューヒューじゃないんです。
窓の隙間やエアコンのダクトの隙間から高い音程でピューピュー鳴っていました。
虫
虫も大量に入ってきました。
ゴ●ブリ怖かったです。
侵入経路不明の小蝿や蚊にも悩まされました。
夜中に蚊が10匹出てきて10回起こされたこともありました。
エアコンダクトの隙間はダイソーのソフトクレイ(紙粘土)で防ぐことができました。
壁の隙間はダイソーの「壁の穴埋めパテ」である程度は防ぐことができました。
世話の焼ける家だなぁとブツブツ言いながらもだんだん快適になっていくのが嬉しくて、割と楽しく作業していました。
ですが深夜の蚊との格闘はもうしたくありません笑
ちなみに、
多くの虫の侵入を予防できるようになりましたが、蚊の侵入経路は最後までわからず苦しみ続けました、、、
家賃を抑えすぎるデメリット 第2位 設備が古い
電気効率が悪い
家賃が古い物件の多くは築年数が古いです。
私が住んでいた家は築約半世紀でかなりガタが来ていました。
1970年代のコンロ、20世紀の給湯器、10年以上前のエアコン
旧式の設備ばかりなので故障が心配でした。
エアコンなどの家電の場合、電力効率が悪くなり結局電気代が高くなることもありました。
設備はぶっちゃけ使えたらなんとかなるので直接生活を脅かすことはありませんでした。
ニオイ
うっすらずっと匂っていました。
水回りに下水っぽい匂いが漂っていてどうしても嫌だったので、高性能な防臭ビーズを購入し、大量に設置しました。
ハル・インダストリの防臭ビーズは少し高いですが効果は絶大で本当に無臭になりました。
実家に紹介すると、加齢臭のきついオヤジの部屋に導入されました。臭わなくて満足しているとのレビューをいただいています。
この会社は日本最大のペットイベントの会場を無臭にした実績があるそうです。
こちらは公式ホームページの記事です。
ハル・インダストリの回しもんでもなんでもないですが、この商品はとても良かったので長めの尺で紹介させていただきました。
結論としては、匂いはなんとかなりました。
水道が不衛生
一番嫌だったのは、初めて水道の蛇口をひねった時、茶色の水が出てきたことです。
水道管が錆びていたようです。しばらく使用していないとこういうことが起こるそうです。
しばらく流すと透明になりましたがやっぱり抵抗感がありました。
料理で水を使うときはペットボトルの水を使うようにしました。
追加で出費がかかりました。
(しばらく住んでいたら慣れてきて、煮沸するときは水道水でもOKという慣習に変わっていきました。健康上の問題は起こりませんでした。)
洗濯機の近くに蛇口が二つあり温水と冷水でしたが、温水の方はずっと茶色でした。
使うことがなかったので支障はありませんでしたが、使う水道なら致命的でした。
きっと洗濯機につなぐのは冷水の蛇口なので、温水の方はこれまでもほとんど使われてきていない蛇口だったのかもしれません。
設備面 総括
設備面では
ぶっちゃけ使えたらなんとかなることもありましたが
防臭ビーズで出費が増え、
電気効率が悪くて出費が増え、
衛生面を守るために出費が増え、
という風に出費が目立ちました。
せっかく家賃が安いのに、、、、。
家賃を抑えすぎるデメリット 第1位 モラルが低い
最悪でした。
ゴミ出しのマナーが悪いことなどはまだ可愛い方で、
夜にあいみょんを全力で歌うお兄さんが一向に上達しなかったり、
黒のイカツイ車がよく止まっていたりと色々とカオスでした。
モラルとは関係ないですが、青色の髪をした兄ちゃんやオレンジ色の髪をしたおばあちゃんが住んでいたのも印象的でした。
中でも一番怖かったのは、騒音事件です。
ある夜、いつも通り二人で過ごしていて、洗濯をして、アイロンをして、料理をして、食べていたら下の階の中年おじさんが叫びながらうちの玄関のドアを何度も殴打してきました。
ウチの家がうるさい、静かにしろ、と何度も叫ばれました。途中叫びすぎて何を言っているか聞き取れませんでした。
罵声と暴力に怯え警察を呼び、仲介してもらいました。
4人の警察に囲まれながら話し合いましたが、中年おじさんは暴れていた時のことを「よく覚えていない」と述べました。しらばっくれたのか本当に記憶がないのか。
どちらだとしても恐ろしいことに変わりはないので2週間後に引っ越しました。
その間は旅行に行ったりホテルで生活をしたりしました。
会話にならないとんでもない奴が近く住んでいる可能性はどこにでもあります。
家賃と必ず関係があると断言はできません。しかし、会話にならないような人物は高い家賃を払う物件を選ばないことの方が多いのではないでしょうか。
あくまで筆者の経験則に基づいた憶測に過ぎませんが、
家賃の低いエリアの家賃の低いマンション・アパートには
会話にもならない人物が多い傾向にあると思います。
家族や自分の身を守るには、家に一定のお金をかけるべし。
これが教訓です。
いかがでしたでしょうか?
経済的なメリットだけを考えると家賃の低い家も悪くはないですが、
設備の不足を補うために費用がかかることや、安全性を欠いてしまうことがあることについても検討した上で、住む家を決めたいですね!
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